2014年6月11日水曜日

コンセプチュアル•ライブ 第一回 《幻想都市》 朗読 詩

2014年6月7日
ライブ
『幻想都市』

僕の日々
僕の夢
日常と幻想の境界線

夜の音楽
死へと接近する
防波堤のむこうがわ
空と海のあ還る場所

《光のワルツ》5分
光のワルツが 朝を知らせる頃
夜は音もなく消えて
暗闇から光がさしこみ
ワルツを踊る
青色のワルツ
透明なガラスの靴
取り残された光のワルツ

《ハワイアン•イマージュ》5分
空想の島国へ旅立とう
ピンク色のハワイ諸島
貫くように青い空と海
だが それも 幻想
幻想のなかで 僕は 踊る

《Never Ending Dancer's Blues》4分
子どものころ僕らは
なんでも夢をみて
いつでも僕らは自分の手で
つくっていた
それなのにどうだい
僕らは歳をとるたびに
決められたことばかりやることが
うまくなって
何も作れないような
凍えた手で この空を眺めてた
踊りつづけよう
ダンスは止まらない
踊りつづけよう
ネヴァーエンディングダンサー

《How do I know》2分
どうすればいいかは
知っている
僕は知っている
あなたも知っている
どうすればいいのかは
自分が知っている
知らないうちに 知っている

《安里屋ユータ》4分
都ハズレのおまえのこと
さあ 宵 宵
内なる声が 響く夜に
坊やは 神様よ

《思考至上都市》7分
直線で区切られた街
死の匂い
忘れてしまった
あの頃の記憶
思い出せよ
思い出そうよ
あの頃に描いた
夢の街

空が堕ちてくる
色も形もなくなって
獣たちの群が蠢いて
空が
空が堕ちてくる
色も形もなくなって
色も形もなくなって

《空と海が還る場所》10分
誰も知らぬ街で
言葉もない街で
ふたり 手をつないで
深く深く 潜ってゆこう
怖がらないで いいよ
そこは 僕らの街
僕らの故郷

ポツポツポツ
光が満ちてくる
虹色の海月をくぐり抜けて
深く 深く
そこで見かける
血の色

誰も知らぬ街で
名前を忘れた場所へ

還ろう 還ろう 還ろう
空と海が還る
すべてのものが還る
ひとつに還る
空と海が還る場所へ
還ろう 還ろう 還ろう

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